謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は各漁協青壮年部の皆様方をはじめ、系統団体や行政の皆様方には多大なご協力、ご高配を賜り誠にありがとうございました。書面を借りてお礼を申し上げます。本年もより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。
私たち漁青連は、現在の水産業界の厳しい現状を乗り切るため、若い力と知恵を出し合い、漁協・関係団体と協力体制のもと一丸となって邁進し、漁業・漁村の活性化に寄与することを第一義に活動を行っております。このため、研修会の開催等によりリーダーシップのとれる青壮年部員の養成に努めております。
水産業を取り巻く諸情勢につきましては、漁獲量の減少や魚価の低迷により漁業収入が減少する一方で、燃油価格の高止まり等による漁業経費の増大から、収益性が著しく低下し、中には廃業を余儀なくされる経営体も見受けられるなど、極めて厳しい経営状況を強いられています。
このため、JF全国漁青連は昨年11月16日に長谷成人水産庁長官との懇談会を開催し、新たな水産基本計画とJF全国漁青連の役割、規制改革の動向、クロマグロの資源管理に伴う収入の減少、水産業・漁村の国境監視機能などのほか、外国船の違法操業などについて要望したほか、それぞれの地元で抱える課題について要望・説明を行いました。これからの浜は私たち漁協青壮年部員が担っていかなければなりません。今後より一層、それぞれの地元で抱える課題解決へ向けて私達自ら打開策を検討していく必要があると考えております。
一方、本県の漁業現場においても、漁業者の自助努力だけでは解決できない問題が山積しておりますが、私たち漁協青壮年部員が柔軟な発想と若い力を集結して、本県水産業の発展に努力し、先輩方が残してくださった本県の漁業を後世まで受け継いでいく使命があると認識しております。
漁青連及び各漁協青壮年部活動をより一層活性化させ、強固な組織としていくために、今後とも皆様方のご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様のご健康、航海の安全、そして大漁を祈念しまして年頭の挨拶と致します。 |