水産試験場
平成27年度水産試験場研究成果発表会の開催のお知らせ
成27年度の研究成果発表会についてお知らせします。常日頃より水産試験場の研究推進に御協力をいただきまして、ありがとうございます。
現在、水産試験場では「第5次宮崎県水産業・漁村振興長期計画」に基づき「儲かる水産業」を構築するために、「資源回復」「コスト削減」「魚価向上」の三つのキーワードに基づき、試験研究に取り組んでおります。
これら試験研究で得られた成果は、随時、研修会や勉強会あるいは普及指導員を通じて皆様にお知らせし、水産業の振興に活用していただいているところでありますが、さらに成果を広く紹介し、関係者の皆様方から直接御意見をいただき、今後の研究に活かしていくために、研究成果発表会を開催させていただいております。
今年度も以下のとおり開催いたしますので、多くの皆様の御来場をお待ちしております。
1.日時 平成28年1月27日(水)午後1時から午後3時半
2.場所 水産会館5階 大研修室
3.内容 (1)持続的な資源の利用を目指して〜沿岸資源の評価と管理体制〜
ア.発表者 資源部 齋藤 友則
イ.概 要 本県では平成23年に「水産資源の利用及び管理に関する基本方針」を策定し、新たな資源の管理体制をスタートさせました。
水産試験場では、資源の状態を評価する基礎資料収集と技術開発を行っています。今回は、資源評価の方法と、これに基づく管理について報告します。
(2)酸素パワー!チョウザメの成長・成熟促進〜早期キャビア生産を目指して〜
ア.発表者 内水面支場 山田 和也
イ.概要 キャビアの原料となるチョウザメ卵の効率的な供給を図るために、飼育水の溶存酸素を高めて、チョウザメの成長・成熟を促進する飼育方法を検討しましたので、その結果について報告します。
飼育24か月後の卵(50〜200μm)飼育37か月後の卵(1,400〜2,800μm)
FISHERIES EXPERIMENT