水産試験場

宮崎産人工種苗の初放流

(一財)宮崎県水産振興協会では、提供した約8万粒の受精卵から全長約7cmの稚魚を約8,500尾生産することに成功しました。
事業初年度にして放流を実施することになり、日向市沖、川南町沖、日南市沖にそれぞれ初放流しました。
特に日南市沖では標識放流(右腹鰭切除)をしましたので(H27.2.9:6,500尾)、今後、漁業者等による標識魚の漁獲報告を期待したいと思っています。

まとめ

今回の取り組みで、事業初年度にして宮崎県産のアカアマダイ人工種苗を初放流することができました。
現在、アカアマダイの種苗生産を行っている機関は、日本海側の3機関のみで、太平洋側では本県が唯一です。今後とも漁業者の期待に応えるため、(一財)宮崎県水産振興協会と連携しながら、放流魚の量産化に取り組んでいきたいと考えています。
最後に、本事業にご協力いただいた関係漁協や漁業者の皆様へ、本誌面を借りてお礼を申し上げるとともに、今後とも親魚用活魚確保へのご協力をよろしくお願いします。
2月の動き(県関係)
2日 第374回海区漁業調整委員会
13日 平成26年度宮崎県水産業・漁村振興協議会
17日 第375回海区漁業調整委員会
FISHERIES EXPERIMENT