水産試験場

7.ヒラメ 資源レベル「低位」資源動向「減少」

ヒラメは、小型底曳き網、刺し網、定置網漁業などで漁獲、漁獲量は、昭和30年代からの推移を見ると9年から14年の間隔で変動し、近年では平成17年の47トンをピークに減少し、直近の平成25年は23トンの漁獲となっています。

【評価内容と提言】

資源レベルは、平成9年からの推定資源重量で直近の平成24年は下位25%以下にあり、低位水準と判断されました(図13)。また、資源動向は、推定資源重量が年間11.6%の減少を示し5.0%の変化を超えていることから減少と判断されました(図14)。
提言では、平成23年から各地域で始まった再放流の効果をモニタリングし、資源動向に応じた管理措置の再検討を行うことが望ましいとされ、また、近年、放流魚は資源量の15%から19%を占めており、種苗放流は親魚量確保のための手段として有効と推測とされました。
9月
1日 平成26年度第1回宮崎県栽培漁業推進協議会 4日 第4回宮崎県資源評価委員会
FISHERIES EXPERIMENT