県外において石油積み込みを行う本県所属船への業務推進及び漁業者との意見交換を通して情報収集することを目的に、今年で4回目となる事業推進を気仙沼での本県入港船が多くなる7月に本会より3名(購買事業部:松岡次長、束尾、指導部:日高補佐)、全漁連購買事業部で行った。
震災発生から6年が経過し、道路整備・家屋の建て替え等の復興も進んでいるということだが、気仙沼港周辺は現在も工事が続いており、建物に刻まれた津波到達地点を見上げると改めて震災の恐ろしさを感じた。
早朝の港はかつお船の入港で賑わっており、船から船員全員で列を作り自分達が釣り上げたたくさんのカツオをラインに流し水揚げする作業を何時間もかけて行っていた。挨拶に行った際は作業中にも拘わらず気さくにお話しいただいた。次々にかつお船が入港、活気のある港の雰囲気に時間を忘れる程であった。
水揚げ状況は、漁主体がビンチョウからカツオに変わり、船によって水揚げに差はあるが、昨年以上の成績を目指して各船活気づいていた。
気仙沼港での給油については、全漁連の給油施設船「まごころステーション」から各給油船へ重油の供給が行われており、船への給油体制もスムーズに行われていた。
今回初めて本県かつお船を訪問し船内での生活や船頭・船員の方との話など、実際の現場の状況を見ることができ、ご協力いただいている関係者の方々に改めて感謝するとともに、宮崎を離れ遠い海で操業する本県漁業者のご苦労を少しだが感じることができた。
今後も宮崎の漁業者の努力を無駄にしないよう業務に努めたい。 |