平成28年度の研究成果発表会についてお知らせします。常日頃より水産試験場の調査研究にご協力いただきまして、ありがとうございます。
現在、水産試験場では「第5次宮崎県水産業・漁村振興長期計画(後期計画)」に基づき「資源回復と経営力の強化による持続可能な水産業・漁村」を構築するため、「魅力ある水産業の構築に向けた研究」「未来につなぐ漁業担い手の支援につながる研究」に最優先で取り組んでおります。
これら試験研究で得られた成果は、随時、研修会や勉強会あるいは普及指導員を通じて皆様にお知らせし、活用していただいているところではありますが、さらに広く成果を紹介し、関係者の皆様方から直接ご意見をいただき、今後の研究に活かしていくために、研究成果発表会を開催しております。
今年度も以下のとおり開催いたしますので、多くの皆様のご来場をお待ちしております。
1. 日時 |
平成29年1月12日(木)午後1時から午後3時半 |
2. 場所 |
水産会館5階 大研修室 |
3. 内容 |
水産試験場からの成果報告 |
(1)「本県沿岸漁船漁業の将来を考える 〜ビッグデータを活用した沿岸漁船漁業の分析〜」
ア 発表者 経営流通部 市原 肇
イ 概要
沿岸漁業就業者の減少が著しいことから、効率的・効果的な対策を講じるために、沿岸漁業の収益構造の現状分析を行っています。今回、5トン未満の漁船漁業を対象として、地域別の特性や収益性の高い漁業形態の特徴について解析した結果を報告します。
沿岸漁船漁業の地域別平均水揚高及び平均操業日数
(2)「魚たちが教えてくれた本城川 〜豊かな河川を未来に引き継ぐために〜」
ア 発表者 内水面支場 中廣 篤人
イ 概要
内水面資源の回復や漁場環境の再生の一助とするために、県内河川における魚介類の生息状況や河川工作物の機能調査を実施しています。今回は串間市を流れる本城川で、干潟の重要性や工作物の影響を確認しましたのでその結果を報告します。
本城川における生息確認種類数とパターン別の他河川との比較
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