昨
年9月に気仙沼へ行って以来、1年ぶりの今回は11日間(平成28年9月1日〜11日)の滞在となった。
目的としては、気仙沼港においてのかつお船への業務推進・情報収集等及び現地で携わっている方々との意見交換等、様々な分野での貴重な浜の声・現状を聴くことを目的とするものである。
現地では、道路整備・家屋の建て替え等の復興も進んでおり、1年前と比較すると景色が変わっていた。復興の活気とともに、気仙沼魚市場も復興に負けないくらいの活気があった。
昨年までは各船、一番に「燃油が高い!自助努力ではやっていけない現状だ!」と悲鳴を訴えられ、漁業者の苦悩を実感した。
今回も、燃油が高い声はあるが、以前と比較すると幾分落ち着いてきた為、「漁業者に不信感を与えないよう引き続き最大限の努力をするように」と意見を頂いた。
水揚げ状況としては、昨年と比較するとビンチョウマグロ漁が早期に終了したことにより水揚高は減少しているが、東沖のかつおが盛漁期であり昨年以上の水揚げを目指して各船活気づいていた。その他、乱獲・魚価安等構造的な諸問題を、JF一丸となって取り組んでほしいとの要望も伺った。
今回を含め3回目の気仙沼入りであるが、ようやく本会の業務や存在意義について漁労長をはじめ乗組員の方々に認識して頂いた雰囲気を感じ、改めて浜へ行くことの大切さを実感した。貴重な意見やアドバイスを頂いた事と、浜で得た貴重な体験・意見が無駄にならぬよう今後の業務に努めたい。 |